小さな空間を大きなコミュニティに。街中菜園で緑と絆を育もう!
名古屋で事業を展開するスーパーや企業のうち、空きスペースを有効活用したいと思っている企業と協力し、地域の人たちが野菜や花を育てる畑を作ります。参加希望の地域住民の方々を募集し、まずは種まき祭を開催します。土や種は私たちこみゅれびが用意し、地域住民の方々は協力して思い思いの作物を植えます。そして作物が育つまでの水やりや雑草抜きは地域住民の方々が、買い物や通勤通学のついでに行います。ここでは水やり完了プラカードを用い、実際に畑に行かないと水やりが完了しているか分からない状況を作り出します。これにより畑を地域住民の集まるコミュニティとすることができると考えています。そして作物が実った時期に収穫祭を行います。栽培したものが野菜の場合はそれを材料にバーベキューや鍋パーティーを行います。花の場合は花束やドライフラワーなどに加工し、参加者同士で送りあったり日頃お世話になっている家族や住人にプレゼントします。
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活動期間 | 2024/04/19〜2025/03/31 |
活動人数 | 4 |
チーム名 | こみゅれび |
業種 | その他サービス業 |
事業目的 | SDGsのうち11「住み続けられるまちづくりを」と15「陸の豊かさを守ろう」を目標に定め、名古屋を緑と繋がりあふれる街にすることを目指しています。 街中のスーパーの駐車場やビルの屋上など普段はあまり使われていない「空きスペース」を菜園化し、都市緑化を実現するとともに新たな地域のコミュニティを形成します。 |
事業紹介 | 私たちは空きスペースの有効活用法を提案します。具体的にはスーパーの駐車場やビルの屋上で市民が協力し、野菜や花を育てるというものです。これにより都市緑化を促進し、新たなコミュニティの形成を可能にします。 |
対象顧客 | まず参加者としては、学校以外に家族同士のつながりを作るのが難しい子育て世帯や、一人暮らしで孤独を感じている高齢者世帯、遠方から引っ越してきたため知り合いの少ない一人暮らしの若者や大学生など、近年希薄になりつつある地域とのつながりを求める人々を対象としています。またスペースを提供する企業としては、駐車場や屋上など普段使わないスペースの利用方法を探している企業や、環境に配慮した事業に関心のある企業を対象としています。 |
優れた点 | こみゅれびの活動が優れている点は、緑化事業として、空間利用方法として、コミュニティの形成方法としての観点から3つあります。1つ目の緑化事業として優れた点は、住民主体である点です。従来の緑化は行政や企業が行うのに対し、こみゅれびは地域住民による緑化を考えています。これにより住民の環境への意識の向上が期待できます。2つ目の空間利用方法としての優れた点は、多年齢層の集客ができる点です。現在の空間活用方法として、パソコン教室の開催や子供用遊具の設置などがありますが、これらは年齢層の偏った集客になります。しかしこみゅれびでは家族層から高齢者層まで幅広い年代を顧客としており、様々な世代の集客が可能となります。3つ目のコミュニティ形成方法としての優れた点は、低コストかつ長期的である点です。従来のコミュニティ形成の方法は習い事や地域主催のイベントへの参加が考えられますが、習い事は月謝を払う必要があり、イベントは短期的なものが主流です。対してこみゅれびの活動は基本的には無料で参加でき、作物が育つまでの数ヶ月間の活動であるため、今までにはない低コストかつ長期的な活動によるコミュニティの形成を可能にします。 |
広報戦略 | 地域住民の参加者を募るための広報の方法として大きく3つを想定しています。1つ目は畑を作る空きスペースを提供する企業を通じた広告です。例えばスーパーの駐車場を用いて行う場合、スーパーのホームページや店舗の掲示板などに案内を掲示することで、日常的にそのスーパーに通う人から参加者を募集することができます。2つ目は地域住民が目にする場での広告掲示です。児童館や役所などに広告を掲示することや、回覧板や地域雑誌に広告を出すことで、地域住民に対象を絞って参加者を募集することができると考えています。3つ目はSNSを通じた広報です。これは主に主婦や大学生を対象としており、イベント情報や実際に行った活動について発信することで若年層の参加者を募ることができると考えられます。 |
提供(販売)方法 | 基本的に畑で作物を作るのに参加費などは必要ありません。土や種、苗、肥料などはこみゅれびが用意するので参加者は作物を育てるのに尽力することができます。最初のイベントである種まき祭では用意された種や苗の中から自分好みのものを植え、他の参加者と会話をしながらみんなで畑を作り上げます。毎日の水やりは畑のそばに設置する水やり完了プラカードを用いて管理します。オンラインなどで管理せず、実際に行ってみないと水やりがされているか分からない状況を作ることで定期的に畑を見に行くという状況を作り、そこで他の参加者と交流できるようにします。また週に一度、水やりタイムを設け、定期的に参加者が集うことができる時間を設定します。そして作物が実った暁には収穫祭を開催します。収穫祭の参加には参加費が必要になります。鍋パーティーやドライフラワー作り体験など集大成としてのイベントを行うことで参加者全員で思い出を作ることができます。 |